東洋医学の基礎−1
東洋医学と西洋医学
(1)西洋医学 〜 悪いところを直す
- 第一医学:現代医学 ・・・ 今行っている治療(病状がでてから治療はじまる。)
- 第二医学:予防医学 ・・・ 遺伝子治療など
- 第三医学:康復(こうふく)医学 ・・・ リハビリ治療
- 第四医学:精神免疫医学 ・・ ・意識とホルモンのコントロール *赤字=これから発展する
西洋医学は500年前から(解剖、注射、手術中心)
西洋医学の三本柱
- 薬 = 毒・部分治療・後遺症あり
- 手術 = 悪いところだけ治療・後遺症あり
- 言語 = 日本の医学に必要なもの(コミュニケーション)
(2)東洋医学 〜 病気にならないように予防する
東洋医学の三本柱
- 漢方 = 現代医学と同じ
漢方 : 1800年前(漢の時代) ←750年前(民の時代)から普及
- はり = 刺激して治療
はり : 1300年前(三国志の時代) ←750年前(民の時代)から普及
- 気功 =
気功 : 2000年前(中国最古の医学書:黄帝内経(こうていだいけい)
黄帝は伝説上の皇帝(三皇五帝の一人)
吐納法(とのうほう)が中心(隙間風をうけて風邪にならないよう、南を向いて呼吸鍛錬)
陰陽五行(その1)
東洋の伝統的な医薬養成学の基本概念となっており、
陰陽のバランス、五行の相違関係により成り立つ。 |
1.陰陽とは
(1)陰陽は東洋哲学思想で、形はないが原理のみある抽象的な概念である。
中国の古代の自然哲学であり宇宙観であり、東洋の伝統的な医薬養成学の基本概念と なっている。
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陰陽は一つの円の中に共存し、陽の中に陰があり、陰の中に陽がある。陰陽の面積は等しく、互いにバランスを保ちながら常に円周運動し変化している。 白と黒の陰陽魚が互いの頭部と尾部がつながった状態で、陰から陽、陽から陰に転化している。転化は頭から尾に向かって行う。 |
(2)陰陽は自然界の変化の規律を表し、万物すべて陰陽で分類できる。
昔の人は自然をよく観察し、その動きや作用を抽象化して概念としていた。
| 陽 |
天 |
太陽 |
昼 |
春夏 |
東南 |
上 |
表 |
暑 |
男 |
六腑 |
動 |
| 陰 |
地 |
月 |
夜 |
秋冬 |
西北 |
下 |
裏 |
寒 |
女 |
五臓 |
静 |
(3)陰陽は二つの相互対立の関係により成り立つ。
従って相手があるときに陰陽の関係があり、相手がなければ陰陽の関係はない。
- この世に、男だけ(女だけ)しかいなければ、男(陽)と女(陰)は成り立たない。
- テレビでバレーボールの試合を見ているとき、選手が高いとは感じないが、背があまり高くないアナウンサーが選手にインタビューしているのを見たとき、選手の背が高いことに気が付く。
- テレビでマラソンの試合を見ているとき、選手の走りは速いと感じないが、自転車に乗って一生懸命走っている人と併走していると、選手の走りが速いことに気がつく。
- 黄山を遠くから眺めると高く見えるが(周囲に比べるものがないため)、近寄ってみると たいして高い山ではないが、登ることが出来ない。(黄山の風景が美しすぎて、比べ物にならないため)
(4)自然界で相対する天と地は、常に変化してバランスを保ちながら人間の生活に影響を与えている。
天は、形はないが人間に暖かさと明るさを与える。 地は、形があり人間に大地の恵みを与える。
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天と地(陰と陽)は常に変化(新陳代謝)している。
宇宙(天と地)は互いにバランスを保ちながら天と地の間にいる人間に影響を与えている。
人間も陰陽の影響を受け常に変化(新陳代謝)している。
従って、人間は天と地(宇宙)と仲良くすれば長生きができる。
道(どう)は陰と陽を合わせた変化の総称であり、宇宙を表す。 |
2.陰陽における基本的数字
(1)0を除く1桁の数字(1から9)を基本的数値とする。
(2)1、3,5,7,9は陰を、2,4,6,8は陽を表す。
(3)陰の最大は9、陽の最大は8、17(8+9)は陰陽の最高の組合せ、すなわち宇宙を表す。
天皇の即位式は、1と7の数の日、または月日に行う。
8は陽の最大であり、活動が活発であるため運が開くことから8が好まれる。
女性の79歳は全て陰で、かつ強すぎるため、亡くなる可能性が大である。
男性の86歳、68歳は全て陽で、かつ強すぎるため、亡くなる可能性が大である。
3.六氣
(1)東洋医学では、六氣の度が過ぎると病気を引き起こすという、自然と病とを関連づけている。
(2)六氣は気候の状態を表し、寒、暑、風、雨、晦、明からなる。
(3)晦明は陰であり、大晦は陰がもっとも強い大陰にあたる。
中国では、爆竹をたいて地の先祖を収める。
(4)清明は陽がもっとも強い陽にあたる。(春)
中国では、火を燃やして天を収める。
4.氣・血・水
(1)氣は肺に対応し、神経(働きはあるが形のない)のようなものを表す。
衡氣(こうき)ともいい、体全体のバランスをとる働きをする。
(2)血(ちー)は心臓に対応し、血(実態のあるもので血液とリンパ液、汗などの組織液)を表す
営氣ともいい、五臓に栄養を与え、六腑を清めるはたらきをする
(3)水(すい)は内分泌(ホルモン)に対応し、体全体の管理をする。
5.参考
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