経絡
1.経絡
(1)経絡は、血管にたとえると動脈、静脈にあたる12本の経脈と、毛細血管にあたる 絡脈からなる。
(2)一般に経脈のことを経絡という。
(3)経絡は道であり、その中を気と津液(=唾液、組織液など)が通る。
(4)経絡の中の、気の流れは40回/日(血液の流れは75回/分→10.8万回/日)あり、
経絡の伸縮により体内の新陳代謝に影響を与え、病気を引き起こす原因になったり、
気功中に強気反応を起こすこともある。
- 経絡の伸縮:経絡が開くと血管も開き体内の新陳代謝が高まるが、経絡が閉じると血管も収縮し神経が高ぶって、自律神経失調症となり、新陳代謝が低下して老化につながる。
- 強気反応:気を強く入れすぎたことで、気の循環が早すぎて血管を圧迫し、 神経も圧迫され脳に酸素がいきわたらなくなり倒れる現象。
(5)経絡は天から地へ向かって降りる陽脈(6本)と、地から天に向かって昇る陰脈(6本)からなる。
(6)天は手につながり、地は足につながる。陰脈は五臓とつながり、陽脈は六腑とつながる。
(7)陰脈は足の内側から腹部を通り手の内側に抜ける陰の部分を通る経絡
陽脈は手の外側から背部を通り足の外側に抜ける陽の部分を通る経絡
(8)陰の経脈のコントロールは任脈が行い、陽の経脈のコントロールは督脈が行う。
2.経路の種類
3.症例1〜膝がいたい場合
痛みは膝の陽が多くなったこと(陽の実症)であり、陽を流すことで痛みを取り除く。
膝は陽の経絡上にあり、陽の気は手から足に向かって流れているため、経絡に沿って腰から気を送り
膝に溜まった陽を足に流す。
その時、遠くに届くように長い波長の気を使う。(腰から膝へ)
4.症例2〜胃けいれんの場合
胃は足の陽系、けいれんは陽が多くなったこと(陽の実症)であり、胃の陽を流しけいれんをとめる。
経絡よりも直接気を入れて陽を流すほうがよい。
内臓には中程度の波長で送る。(短い波長は肩こりなどで使う)
- 前後の治療 : 陰(前)から入れて陽(後)へ流す(陽から陰へは陽が流れない)
- 上下の治療 : 陽(上)から陰(下)へ入れて陽の気を流す
- 経絡の治療 : 足の三里ツボを刺激しけいれんを止める(あまりきかない)
- イメージ : 風船を呑み込み、風船がふくらみ破裂するようイメージしてけいれんを止める
5.症例3〜風邪を引いて肺炎を起こす。熱がある。小水が出にくい場合
- 肺炎
肺は手の陰系、肺炎は陽の実症、下(肺)から上(手)へ長い波長の気を送り陽を流す
- 小水がでにくい
熱があると血液の流れが早くなり腎臓が体内の老廃物を吸収する時間がなくなり小水が出にくくなる。
腎臓は悪くなく、腎臓の機能を高め、吸収力を高めるため、直接腎臓に背中(陽)から短い波長の気を送り刺激する。
- 熱がある
熱は陽の実症(全身)、陽を陰に変えて陽を少なくする
上(陽)から下(陰)へ気を流して、陽を少なくする
立たせて灌頂(最後の手段)を行えば1.および2.の気功治療は必要なし
- 気功治療で治らなければ、漢方の解毒剤、利尿剤を使って治療する。
6.上から下へ気を流す
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陽(上)から陰(下)へ気を流して陽を陰に変えることで体温が下がる
高血圧、頭痛など陽が多いときの症状に きく
(方法=採気法) |
7.下から上へ気を流す
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陰(下)から陽(上)へ気を流して陰を陽に変えることで体温が上がる
冷え性、むくみなど陰が多い場合に有効
(方法=瞑想) |
8.経路の循環が悪いと、肩こり、体が重い、体が疲れやすい等症状が出る(虚症)
それも度が過ぎると、その経絡につながっている内蔵に影響を与え病気になることがある。
また、内臓がウイルスなどにより悪くなる場合があり、それぞれ治療法が異なる。
- 実症か虚症か
流すか補うか
- 気の入れ方
直接患部に気を入れる
患部につながっている経絡にそって気を入れる
- 入れる方向
陰から陽へ、陽から陰へ
- 気の波長
短い、長い、中間
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