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チベット密教-9 チベット密教の練習法(口密)
口密(こうみ):言葉を発する(真言) 気功の調息にあたる
1.真言とは
力を持っている真実の言葉(絶対的に正しいとする宇宙の原理)
人間は誰でも菩提心(慈善の心)を持ち、真実の言葉を持っている 従って、真言は力のあらわしである。
- 梵語でいう陀羅尼(だらに)
- 真語では仏菩薩、秘密語など
密教の修行の中で口密(真言)の力を使うことで、認知中枢が朦朧状態になり、周りを認知できなくなって、雑念をはらうだけでなく周りの影響を受けなくなり、宇宙と一体化することが可能となる。
音声をつかった口密(真言)の力で、宇宙と共鳴して宇宙と一体化し、 更に宇宙の力を受け入れることができる。
2.真言の種類
<大日経疏(だいにちけいしゅう)の本による種類分け>
- 如来所説 : 釈迦、如来の真言
- 菩薩所説 : 観音、地蔵の真言
- 二乗所説 : 舎利(しゃり)佛、目蓮(もくれん)の真言
大乗(大宇宙)と小乗(小宇宙)をあわせると二乗
舎利は自分の身を捨て、相手に与えること(幸福をもたらすこと)
目蓮は蓮の花の中にいる仏
- 諸天所説 : 梵天(ぼんてん)、夜梦天(やもんてん)などの真言
梵天は昼の夢を与える 夜梦天は夜の夢を与える
- 地居天所説 : 帝釈天、由比沙天門(ゆひさてんもん)
<大日経による種類分け>
- 佛部真言 : 釈迦
- 蓮化真言 : 蓮花生
- 金剛真言 : 不滅の力のあらわし
<チベット密宗の真言の種類> 目的による種類分け
- 息灾 :唵(うおん) ・・・・・ 娑訶(さか)
災難にあわないように、災難を抑える
- 増益 : 南無(なむ)
ますます元気に、なにもかもうまくいくように
- 敬愛 :唵(うおん) ・・・・・ 吽発叱(ほんはとう)
相手を尊敬する、愛し愛される
- 降伏 : 吽(ほん)
体の中の雑を抑え、悪、病気にならないように
<真言の長さによる種類>
- 大呪 :根本呪(一般的な呪)
- 中呪 :心呪(心安らぐ呪)
- 小呪 :心中心呪(深層意識を刺激し力を引き出す呪)
- 三字明呪(めいじゅ) 唵啊吽(おんあーほん)(小呪)
- 六字大明呪 唵嘛呢唄咪吽(うおんまみべみほん)(中呪)
呪は祈りの意味
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