*クリックで各ページへ
チベット密教-7 チベット密教の医学概念 明点
チベット密教の修行法を気功に取り入れるために、チベット密教とはどの様なものかを理解する。
1.明点
体の役に立つ点 = エネルギーのかたまり
- 離劇(りげき)明点
- 錯乱(さくらん)明点
- 物(ぶつ)明点
2.離劇(りげき)明点
現実から離れて存在し、人間を支えるために働いている明点
言葉で表現することができない人体最微小の精華
ホルモン細胞に近いもので、人間のバイオリズムを管理している
3.錯乱(さくらん)明点
バラバラで規則性のない明点
(1)不壊(ふかい)明点
破滅することがない永遠に存在する明点(遺伝により得るもの)
父母の精血から得る生命の本来の源である
すなわち、遺伝による生命の基礎(気功の元気(もとき)に近い)である
- 父から遺伝した明点(菩提心) → 頂輪(智恵)に存在する
- 母から遺伝した明点(紅菩提心) → 臍輪(丹田)に存在する
菩提心(頂輪)と紅菩提心(臍輪)が中脈でつながっているため、遺伝でもらった明点が常に上下に動きながら互いに助け合っている
(2)呪(じゅう)(咒)明点
中脈のなかに存在するが、どこにあるのかわからない
(3)風(ふう)明点
中脈のなかに存在するが、風のように動いている
呪(じゅう)明点と風(ふう)明点は瞑想時にイメージする明点、または練習によって得ることができる明点
4.物(ぶつ)明点
気功の津液に近く、体の組織と組織の間にある水で、重要な役割を持っている明点
西洋医学の内環境に近い(血液成分の電解質バランスをとる)
水液は2種類ある
拙火(せっか):重要な明点の一つで、紅菩提心(臍輪にある)で全身の精華が集中するところ
動かないから拙といい、練習することで中脈を通って上に昇ること拙火という
- 拙火(せっか)が盛える → 体が強くなる
- 衰える → 体が弱くなる
拙火(せっか)は気功の元気(もとき)が人間の潜在能力を引き出したときにあたる
5.体の三層構造
一層:粗身粗身 一般的な基本機能
- 粗身:五臓六腑、筋肉、皮膚など目に見えるもの
- 粗心:五感を通して体で感じるもの
二層:細身細心 少し高級なレベルで、内環境、ホルモン、バイオリズムなど
- 細身:目に見えない体の微妙な変化(バイオリズムなど)
- 細心:意識による感知(感じたものを瞬時に分析、判断し認識する)
三層:細風心 更に高級なレベル
- 風のように形が存在しないもので、輝いている
- 気功のオーラに近い
6.人体生理学上は、脈と気と明点で体を構成する
東洋医学では、気、血、水にあたり、西洋医学では、神経、細胞、免疫にあたる
- 脈 : 三脈七輪、人間を支える基本的なもので、現在の機能を管理している
- 気 : 五気、現在の脈とともに存在し、機能させるために働いている
- 明点: 遺伝など、体を支えるエネルギーのかたまり
|