*クリックで各ページへ
チベット密教-17 チベット密教の瞑想法(六字観音菩薩の瞑想)
1.六字観音菩薩の真言
三字根本呪(唵啊吽(おんあほん))の変化したもの
※三字根本呪(唵啊吽(おんあほん))
- 唵(おん)は宇宙のすべての生命エネルギー(現在の生命活動を支える)
- 啊(あー)はすべての生命の始まりのエネルギー(生命が誕生する)
- 吽(ほん)はすべての生命が持っている潜在的なエネルギー(内部に潜在している)
- 最終的に宇宙に融合し一体化して唵(おん)になる
2.三字根本呪との違い
(1)根本音の啊(あー)がなく、唵(おん)と吽(ほん)が残る
- 生命誕生の部分がない(啊(あー)がない) → すべての生命が始まって成熟し、宇宙に融合して一体化している
(啊(あー)は唵(おん)に吸収)
(2)4文字増える
- 残りの4文字が吽(ほん)を強調している → 潜在的なエネルギーを引き出す吸収)
3.真言のレベル(強さ)は根本音できまる
どの根本音がないかで、真言の強さがきまる
※根本音:口の形、肺の使い方が同じ音
(1)唵啊吽(おんあほん) → 基礎レベル
(2)生命誕生のエネルギーが融合し、すでに自分自身に表れている
→ 啊(あー)は唵(おん)に吸収され、啊(あー)が必要ない(中レベル) → 六字観音菩薩
(3)潜在的なエネルギーを出して最大限に活用されている
→ 吽(ほん)は唵(おん)に吸収され、吽(ほん)が必要ない(高レベル)
最高級の練習法大円満は唵(おん)だけ
4.六字観音菩薩の瞑想(練習法)
(1)身密
伽座法で七支坐の姿勢をとり、三振動(さんしんどう)、三声哈(さんせいは)を行い、入静状態に持っていく。
三字根本呪や、気功の練習法を使って、雑念を払い空の状態にもっていく。
(2)口密
観音菩薩の六字呪語を、しばらくの間、声をだして唱った後に、次第に心の中で唱えていく。(有声から無声へ)
(3)意密(一番重要)
|
集中状態
- 慈善心あふれる心をもって、菩薩を想像し、菩薩と一体化するイメージをもつ。
- 菩薩(図参照)が自分の周りにいて、あたたかく自分を見つめている。
- 菩薩の言葉を聞きながら、深呼吸を通して、吸うときに、慈善心をもった愛する心を自分の中に取り入れ吐くときに、自分の中の不正な心を追い払う。
|
 |
|
瞑想状態
- 自分が菩薩になり、菩薩は自分である菩薩と一体化した状態。
|
 |