では、気功は、一体どんな病気に効果があるのでしょうか?
中国における気功療法の臨床結果によりますと、効果が認められた適応症は80種類に及びます。
それによると、消化器系の病気は、治癒率52・3%以上、有効率85%以上、神経系の病気は63・2%、有効率90%以上というデータが出ています。
肺結核、高血圧症、糖尿病の病気のほか、呼吸器系、心血管系、内分泌系、泌尿・生殖系などにも有効とされています。
さらに不治の病とされてきたがんにも、高い有効性が認められ1970年以降、7000人以上の患者を治癒させ社会復帰させたと発表されています。 |
消火器系 |
胃潰瘍 十二指腸潰瘍 胃下垂 慢性胃炎 便秘 腸結核 慢性虫垂炎 消化不良
急性肝炎
慢性肝炎 肝硬変 慢性胆嚢炎 |
心血管系 |
冠状動脈硬化症 高血圧症 原発性低血圧症 心臓弁膜症心筋炎 レイノー病 血管閉塞性脈管炎
リウマチ |
神経系 |
神経衰弱 不眠症 ヒステリー 胃腸神経症 心臓神経症 多発神経炎 進行性筋ジストロフィー
脊髄炎 自律神経失調症 中風後遺症 脳動脈硬化症 緊張性頭痛 冠状動脈硬化症 |
呼吸器系 |
肺結核 慢性気管支炎 気管支拡張症 珪肺がん 気管支喘息 急性気管支炎 気管支肺炎
肺気腫 |
血管系 |
鉄欠乏性貧血 栄養不良性貧血 再生不良性貧血 |
泌尿・生殖系 |
腎結核 栄養不良性貧血 慢性腎炎 前立腺炎 遺精 インポテンツ 早漏 |
婦人科系 |
子宮付属器炎 機能性子宮出血 原発性無月経 生理痛 子宮脱出 子宮頸びらん 妊娠中毒症 |
五官科系 |
緑内障 視神経萎縮 近視 中心性網膜脈絡炎 視網膜色素変性 慢性扁桃腺炎 神経性耳聾
メニエール病 |
気功効果を、さらに詳しく具体的にお話しましょう。気功を訓練すると、この結果、人体に対して以下のような効果が表われ、健康回復、健康増進が促されます。 |
1 |
流感が流行する冬季、ある人は風邪に罹り、ある人は風邪をひきません。また同じ食べ物を食べても食中り(しょくあたり)する人としない人がいます。中国医学では、ビールス性の病気でも外部環境を要因とするだけではなく、その人の持つ健康維持力、抵抗力と深く係わりがあるのを重視します。暑さ、寒さ、湿気といった外部環境が身体に影響を与えると、そこ でその人の持つ正気が、環境から生まれたそれら邪気と戦いを始めます。 正気の防衛力が強ければ何事もありませんが、その防衛力が弱ければ病気を患ってしまうのです。
気功は真気を養い、正気を育てるなかで、病気を予防し、病魔と戦っている方には治癒へと導きます。 |
2 |
精神の緊張度と健康は、深い相関関係にあります。人間はストレスという刺激を受けると、アドレナリン分泌が増加し、呼吸、心拍ともに速まります。それと同時に血圧が上がり、血糖値が増加するのが立証されています。ちなみにアドレナリンとは、心臓に直接働く副腎髄質のホルモンで、代謝促進、血糖値上昇、血中遊離脂肪酸を高める作用を果たします。気功はアドレナリン分泌を調節し精神的緊張を緩める働きをします 。 |
3 |
気功訓練は、分泌腺・血管・内臓などを支配する交感神経系統を緩める効果があります。緊張した神経に対してリラックス反応をもたらして、情緒の乱れを解消します。外部から大脳皮質に与えられた刺激反応を緩めるため、病気の回復力をつける有利な条件をつくりだします。気功中の脳波を測定すると、振幅の大きなα波(アルファ波)がゆっくりとした周期で表れます。混乱をきたした大脳皮質の細胞を、正常状態に復活させて興奮状態を和らげているその証です。脳波中にα波が測定されるのは、身体各部の機能を統率し、また刺激の伝導路の役割を持つ中枢神経に休息状態をもたらして全身の各器官の機能を調和し、健康の維持、回復するための有利な条件をつくりだしているからです。 |
4 |
気功中の脳波を測定すると、振幅の大きなα波(アルファ波)がゆっくりとした周期で表れます。混乱をきたした大脳皮質の細胞を、正常状態に復活させて興奮状態を和らげているその証です。脳波中にα波が測定されるのは、身体各部の機能を統率し、また刺激の伝導路の役割を持つ中枢神経に休息状態をもたらして全身の各器官の機能を調和し、健康の維持、回復するための有利な条件をつくりだしているからです。 |
5 |
気功を集中して行えば、体内に温かい流れ(内気)を感じるようになります。経絡を気が通るのを実感できるわけですが、それは同時に、気と血の働きの調和をはかり、血管を流れる血液中の栄養物質にも好影響を与えます。 |
6 |
健康な人間は、交感神経と副交感神経のバランスで、内臓・血管・腺などの機能を自動的に調整する自律神経の正常な機能を保っています。しかし、病気や異常なストレスを抱えている人は、交感神経に過度な興奮が起き、心拍が速まり、血圧が上がり、胃腸の蠕動運動が低下するなどの異常反応が現れます。気功を積み重ねると、異常反応が収まるばかりか、副交感神経の機能が強まり、心拍数、呼吸数が減って血圧の正常化が促されます。全身の筋肉、関節がリラックスするからです。 |
7 |
気功訓練をすると、心に安らぎが生まれ安静時特有の横隔膜の上下運動による腹式呼吸が始まります。それは熟睡時よりも深い呼吸状態となります。その結果、人体のエネルギー消費量が下がり、体内に余った力を蓄えることとなります。 |
8 |
気功法による腹式呼吸を続けると、唾液、胃液など消化腺の分泌物がふえます。胃腸の血液循環も、それに従い活発となります。横隔膜の運動範囲を日常の3〜4倍まで広げる結果、腹腔の内圧を高め胃腸の按摩効 果を生みます。蠕動運動を高め、消化吸収の機能を強めることとなります。 |
9 |
肺内に蓄えられた気泡数は、約7億5000個といわれます。しかし、平常は蠕動運動をしない毛細血管があり、気泡のうち使われているのはごく一部といわれます。気功訓練後は、肺活量が目に見えて高まり、血管を流れる血液容量が大幅に増えます。 |
気功法は自分の中に眠る潜在能力をひきだして、それを発揮することにあります。
人間の脳細胞は約140億個あるとされていますが、われわれが日常生活において使うのは10数億個で、80〜90%は機能していません。
普段、潜在能力として眠っている部分を顕在化して発揮させることで、心拍、血圧、皮膚電位、脳波をコントロールするのが気功による健康法というわけです。 |